『だまされるな! 日本人』 2009.07.27
![]() | 民主党の闇 理念なき批判政党、その疑惑と金と政策の研究 (2009/07/04) 宇田川 敬介 商品詳細を見る |
たむたむの自民党vs民主党さんにて、『民主党の闇』の[おわりに]の部分が紹介されていた。
それを転載させて頂こうと思う。ここを読む限り、この本は買いの一冊であることが分かると思う。
『民主党の闇』と題して、批判精神に取りつかれた民主党の姿に本書ではスポットライトを当ててみた。
当初、私は、『だまされるな! 日本人』という書名で本書を出そうと思っていた。
しかし、読んでいただいてわかるとおりに、民主党は「政権交代」という呪縛に取りつかれて、自分たちでも「国民をだましている」という意識がないのかもしれないと思う。
第二次世界大戦を引き起こしたといっても過言ではない団体として、ナチス・ドイツを挙げる人は少なくない。そのナチス・ドイツの国民啓蒙・宣伝大臣パウル・ヨーゼフ・ゲッペルス(Paul Joseph Goebbels)は、「宣伝を宣伝と気づかせない」ことを旨とした。「宣伝したい内容を直接キャッチフレーズ化して強調・連呼せず、心の中で思っているであろう不満・疑問・欲望を遠まわしに刺激し暴発させる」という手法を使ったのだ。
民主党が口癖のように言っている「政権交代」「自公政権の崩壊」「官僚政治の打破」「生活者目線」、そのいずれもが、この二つの広告宣伝のやり方を踏襲したものであることがわかる。
「宣伝の天才」と謳われたゲッペルスは、広告宣伝に関してこのようなことも言っている。
「もっとも速度の遅い船に船団全体の速度を合わせる護送船団の如く、知識レベルの低い階層に合わせた宣伝を心掛ける」 現在の日本もこれと同様である。要するに、詳しく内容を説明せず、キャッチフレーズ化し、不満・疑問・欲望を遠まわしに刺激し暴発させることに乗せられて多くの人々が民主党を支持しているとすれば、それはわれわれ国民を「知識レベルの低い階層」と認識しているからに他ならない。
ゲッペルスの発言とされる言葉でもっとも有名なのは、「嘘も百回言えば真実となる」という言だろう。しかし、所詮、嘘は嘘でしかない。キャッチフレーズはあくまでキャッチフレーズでしかないのだ。そんなゲッペルスが宣伝し、国民的熱狂を作り上げたナチス・ドイツの末路は、歴史が教えてくれる。ナチス・ドイツを祭り上げたドイツ国民は、敗戦で塗炭の苦しみを味わい、東西ドイツの分裂という悲劇を経験するのだ。
歴史は、なんでも教えてくれる。しかし、その歴史は「物語」とされてしまって、「現代の政治」と結びつけて考えられることは少ない。だが、このように並べてみると、小沢一郎から始まる民主党のプロパガンダがいかに「危ない」ものであるのかがよくわかる。
これを危険なものにしない作業は簡単なことだ。具体的な政策として、しっかりと検証をすればよい。「やめてから考える」などと言って白紙委任してしまえば、結局国民はその政策を検証する機会を永久に失ってしまうことになる。これこそ「独裁政治」への入り口である。
「闇」は、毎日やってくる。だれしもが心の中に持っているし、それがさまざまな形で表れてしまう。その「闇」のささやきに、だまされてはいけない。よく子供の漫画に「天使と悪魔」が出てくるが、人間はどうしても欲望があるので、悪魔のほうに意を寄せてしまうことがある。国民の大多数がそうなれば、どうしても日本国全体が「悪魔」の選択をしてしまうのだ。
この本を契機に、国民一人ひとりが、主権者として、政治家の政策をしっかりと検証すること、そして、政治家が、検証できる政策をしっかりと具体的に打ち出さなければ支持されない環境になれば、日本は世界に誇れる国になるであろう。
そして、そのような政策で政治家が選ばれるようになれば、この本に記載したような疑獄事件は起きなくなるのではないだろうか。
そのような社会を目指してほしい。
あえて、もう一度言おう。
「だまされるな! 日本人」
2009年6月 宇田川敬介
色は自分がつけました。
こういった書籍を、「一度やらせてみればいい」と言っている人、特に団塊の方々に読んで頂きたいですね。
まだ、一部の人を除いてかの世代以上の人は基本的にネットからの情報をしあまり信用していないでしょう。そういった人達には、既存の方法を巧く使う方が良いのは自明です。
私はネットを、かなり利便性の高いツールとして認識しているつもりですが、Webで文字を読むよりも紙媒体で見る方が好きだったりします。
スクロールする必要が無く、一瞬で目的の情報に対してのイメージがつかめるのは、紙ならではの利点でしょう。検索と言う能動行動により、目的の情報に辿り着くのは簡単になりましたが、辞書と違って『寄り道情報』とでも言うべき遊びが無くなっている。
効率化とは読んで字の如し無駄を省くことですが、無駄を楽しむ事も悪くない。
そう思ってます。
そう言いながらも最近の読書量はめっきり減りましたけどねw
だいぶ脱線しましたw
しっかりとした例えを挙げられるよう、努力を怠らず、諦めずに情報の収集と気晴らしをしたいものですね!ヽ(゜∀゜)ノ