『変わるのは、あなたの生活です』 2009.07.28
言葉の巧みさにいつも感服しているサイトさんの一つに、夕刻の備忘録さんがあります。
その落ち着きがあり智に富んだ雰囲気を持つ文体は、自分の中に、まるで子供の頃見た夕焼けの郷愁を感じさせるような優しさで染み入る気がします。
サイトの配色の効果もあるような気がしますけどねw
大人だなあ、って感じます。
【転載歓迎】改造人間「民主1号」の恐怖
さて、二言目には「改革改革」と大声で唱える人は、全て先に述べたような外科処方・手術の信奉者です。じっくりと時の流れに任せて「自然治癒力を待つ」ということをしません。それが開明的で、根本的で、素晴らしいものだということを、一切の歴史を無視して語るだけです。彼等は思い上がっているのです。人間の限られた力を過信して、何でも出来るという「万能感」に浸っているのです。若くして留学した人に多い気質です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090727-00000106-jij-pol
一晩眠れば治る頭痛の為に頭を開かれ、心臓を変えられ、目も耳も口も整形された「改造人間・民主1号」として、苦悩の道を歩むのがよいか、これまで通り、色々と問題を抱えながらも、静かに人間らしく、自分の与えられた生を精一杯満喫するのがよいか、冷静に考えてみるべきでしょう。
しかも彼等は、「これらの手術を全て同時にする」と「謎の外国人達」に約束しているのです。何人の執刀医が、麻酔医が必要なのか。輸血の量はどれだけ要るのか、一つの手術台の周りに何人のスタッフが配置出来るのか、機材が消費する総電力はどれほどか、そんな問題を考えもしない「無免許医」なのです。そして何より、誰も試みたことのない「史上初の大手術」であることを、患者本人には全く教えていない。
開頭しながら、心臓を取り換え、瞼を二重にして豊胸。腰痛の為には骨盤の調整、足の脂肪を取り、水虫は切開する。骨を外して背を伸ばし、大量輸血で血液型も変えてしまう。そして最後の止めに脳内チップに新思想を吹き込む。こうして出来上がるのが「民主1号」です。「隷従回路」が内蔵された、傷だらけ、縫い目だらけの改造人間。起動に要する暗証コードは「政権交代」の四文字。左腕には五つ星の入墨。
しかし、この改造人間が、実際に生きて再び立ち上がった所を見た人はいません。全ては書類の上だけ、まさに机上の空論です。あなたは実験材料として自らを提供しますか。こうした実験の結果、死屍累々となった「手術室の惨禍」を見たいですか。漸く動き出した「作り笑顔の改造人間」が、生気無く暮らす国の一員として、文化の異なる大量の移民に指示されながら、轟く笛の音に怯えながら、生きていく自信がありますか。
ましてや執刀医は「あの顔ぶれ」なのです。こんな途方も無い手術が、準備も碌にしない、「手術の段取りは、手術室に入ってから考える」という人達に可能だと本気で思いますか。手術中に電源が落ちても、「また次やればいいか」という発想しか持っていない「あの顔ぶれ」です。まともな議論も出来ず、金の勘定も、外交の基礎も、防衛の信念も、何にも持ち合わせていない「あの顔ぶれ」が企てたことなのです。
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麻酔から覚めた翌朝、鏡の中に居るのは全くの別人。「簡単な手術です、明日からバラ色の人生が待っていますよ」と言葉巧みに誘われて、受けた結果が改造人間。そこに居るのは今のあなたではなく、過去にあなたを形成していた多数の「臓器の集合体」です。心の底から笑えたあの日々は、もう戻ってきません。
あなたが国家なのです。あなたが単なる臓器の寄せ集めでないように、国家も同様です。極端な「外科手術」を施せば、そこには民族の歴史とは何の関係も無い、唯の無味乾燥な土地が残り、その上では、考えることをしない、学ぶことをしない、向上心を殺がれ、愛国心の意味も分からない、奇妙な改造人間が屯しているだけです。これはSFではありません。あなたの選択次第では、8月31日以降に、まさに目の前に姿を表す可能性がある「おぞましき世界」の素描です。「民主1号」はあなたであり同時に、日本の近未来の姿そのものなのです。
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俗に言う「平和ボケ」とは、「根拠の無い自信」、あるいは「過去の体験に対する過度の信頼」により生じるものではないでしょうか。「こんなことになるはずがない」とか、「今まで大丈夫だったんだから、今度も大丈夫だ」とか、「昔こうだったんだから、次もこうなるよ」とかいった裏附けの無いことを呟いている中に、全く緊張感が無くなり、目の前にある危機が本当に見えなくなってしまう。確かに「こうならなければよい」でしょう。それを望みます。是非、御自身の目と耳で調べて、その確証を得て下さい。
劇的に変化したものは、劇的には戻りません。「創造」には、多くの人の知恵と努力と長い年月が必要ですが、「破壊」は一瞬の行為です、一人でも出来ます。ダイナマイトで一瞬にしてビルを壊すことは出来ますが、導火線に火を点けてテン・カウントしたら、「ビルが下からはえてきた」などということは無いのです。神戸の震災の場合でも、ホンの数秒間の地震が破壊した町並みを、復興させる為には10年以上の歳月が掛かりました。そして当り前のことですが、亡くなった方々は永遠に戻りません。
社会の変革というものは、何時でも元に戻せるように、慎重に慎重に、少しずつ少しずつ事を行い、その変化の様子を確実に把握しながら進めていくものです。何もかも一度に手を出す「劇的な改革」を主張する人も組織も、信用することは出来ません。それは生身の人間には決して出来ないことです。「奇跡を起こす」と言う人は政治家ではなく、大衆扇動家であり詐欺師です。
今、仮に政権交代が起これば、それが如何に短命で終わったとしても、震災を遙かに上回る規模の「破壊」を我が国に齎すでしょう。10年で戻ればいいほうです。恐らく半世紀以上、最悪の場合には二度と再び立ち直れない結果になるでしょう。外国勢力に公然と選挙応援を依頼し、そして参政権を与える。民主党の発想の全てに「日本が欠落している」ことを是非知って下さい。
『変わるのは、あなたの生活です』 by 民主党 Manifest