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どっちなんだ? 2009.08.28

車の騒音、タイヤも規制 環境省、導入へ検討開始
2009年8月26日15時1分
 自動車の騒音軽減にはマフラー(消音器)だけでなく、タイヤの規制も必要――。幹線道路沿いでなかなか改善しない車の騒音対策として、環境省はこれまで手つかずだったタイヤへの騒音規制の検討を、今秋から始める。車の騒音は現在、大半がタイヤ由来のため、欧州で先行するタイヤ規制などを参考にしながら、11年度以降の導入を目指す。

 車の騒音はエンジン、吸・排気系、タイヤなどさまざまなところから出る。かつてはエンジンや、マフラーなどの排気系が騒音の大部分を占めていた。それが、改良が進み、いまでは、ふつうの舗装道路を一定の速度で走らせた場合、騒音の約9割はタイヤ由来だ。加速時も騒音の3~8割がタイヤからで、対策の必要性が高まっている。

 タイヤ由来の騒音は、タイヤが回転するたびに路面をたたく音や、路面とタイヤの溝にはさまれて圧縮された空気がはじける音などがある。タイヤの中でも通常、材質が硬く、横溝やブロックが集まったような溝をもつタイプが騒音が大きいとされる。

 環境省によると、同じトラックを時速50キロで走らせた国内の実験では、タイヤの構造や溝の模様の違いによって騒音に5デシベル程度(音のエネルギーで約3倍)の差がでた。また、時速70キロで走らせた海外の実験では、同じタイプのタイヤでも、メーカーの違いで3~9デシベルの差が出たケースもあったという。

 車の騒音対策としてのタイヤ規制は、欧州連合が03年から順次導入している。車の種類やタイヤの幅によって、エンジンを切って時速70~80キロで走らせたときに、7.5メートルの至近距離での騒音基準を72~79デシベルとしており、現在、基準値の強化を検討している。

 環境省は今年9月にも有識者や業界関係者らによるタイヤ規制の検討会を設置。海外での規制の実情を踏まえ、乗用車やバス、トラックごとの騒音の実態や市販タイヤの販売状況を調べて、規制を導入した場合の効果を精査する。

 タイヤの材質や溝の形状は車の安全性に直結するため、安全性への影響も調べる。

 日本の騒音の環境基準は、地域によってそれぞれ昼間は50~70デシベル以下、夜間は40~65デシベル以下と定められている。07年度は、全国平均では約88%の地域が昼夜ともに基準を達成しているものの、一般国道、都市高速道路沿いでは達成率は83~84%と低めだ。東京都内なら、環状7号線や同8号線沿いなどで、昼夜ともに70デシベルを超えている地域も少なくない。

 車の騒音源として問題となっていた改造マフラーについては、事前に認証を受けないと使えない規制が来年4月から始まることが決まっている。(桜井林太郎)
~asahi.com~



日本の職人さんは、民間レベルから生真面目で研究熱心なのでやれと言われればやるでしょう。
本当に静かな車が走る社会が実現されるのかもしれません。
しかし、そうするとこうなるんですよね。

静かすぎて危険? 「プリウス」などエコカー向け騒音発生装置開発。
2008/08/18 14:33 Written by Narinari.com編集部
世の環境意識の高まりに加え、原油高によるガソリン価格高騰の影響で、特に米国では飛ぶように売れているトヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」やホンダの「シビック・ハイブリッド」。両車種ともあまりに売れすぎ、今年6月には米国で在庫切れを起こしたほどの人気ぶりだ。でも最近、これらのいわゆる「エコカー」を問題視する論調が目立ち始めている。燃費が良く、環境に優しい「エコカー」は良いことずくめのように思えるが、通常の自動車よりも「あまりに静かすぎる」点が問題なのだという。

自動車の走行音が静かなことを問題視する声の中身は、概ね「視覚障害者が危険にさらされている」というもの。要は静かすぎるがゆえに、自動車が近づいてきていることを視覚障害者が察知しづらく、危険にさらされている……といったところだ。そのため、米議会では2010年の施行を目指し、現在、自動車の「最低騒音レベル」に関する法案の審議が行われているとの話も出てきている。

こうした流れの中で、今度は英国のロータスエンジニアリングが、「エコカー」に騒音を発生させる装置「セーフ&サウンド」を開発した。この装置はドライバーが体感できる騒音レベルはほぼ変わらないものの、車外の人に対してはハッキリと自動車が来たことが分かる騒音を発する装置だという。

「エコカー」の利点の一つとも言える静粛性をあえて打ち消すのは本末転倒との意見もあるが、現状、クラクションよりも弱い方法で歩行者に危険を知らせる術がない以上、「こうした技術もやむを得ないのでは」との声も目立つ。この装置を付けても車内の静粛性が保たれるのであれば「エコカー」のドライバーにデメリットはほとんどなく、妥当な落としどころと言えるのかもしれない。
~Narinari.Com~



その技術の恩恵を預かる人が居る反面、その分危険に晒される人も居ると言うことです。
しかし、これってそんなに事故が多いのかな?と疑問に思います。
確かに視覚障害者の方は、向かってくる車などの音を頼りにしていると思いますが、ドライバーがちゃんとマナーとルールを守っていれば特に問題ありませんし、障害者の人も、そういった危険性のあるところにはあまり行かないようにして頂ければと思います。
双方が双方を思いやって行動すれば落としどころはちゃんと見つかるはずです。
「弱いんだから合わせろ!」と言うのは障害を盾にした横暴ですし、「障害者は迷惑かけるんだから出てくるな」と言うのはその人の自由を侵害している許されざる発言です。

様々な環境などをイメージした場合、夜間など静かにしていて欲しい時にまで障害者用の音を出されては困ると思います。何より、視覚に不自由がある代わりに聴覚が発達している人が、何でも無い時にまで無駄な音を出される方が迷惑ではないでしょうか?

むしろソマリアの海賊退治などで活躍している「音に指向性を持たせる装置」などの技術を利用して、萌えボイスとかで「危ないよ?」って聞こえるようにしてくれた方が良いと思いますw


何かをやっても、その都度問題と言うのは出てくるのですから、その辺は”識者”と呼ばれる方々に、うまく落としどころを政治に反映させて頂きたいものです。
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