もう笑うしかなかった 2009.12.10
【過去最大の借金】
――今年度の税収が37兆円を下回り、国債発行額が過去最大の53兆円に達する見通し。来年度の新規国債発行額を44兆円以内に抑える考えに変わりはないか。
「これはあの、リーマンショックからきていますからね。それまで私ども野党時代を通じて、経済対策をもっと早く打てば良かったのにな、という思いがあります。それだけに、ここまで深刻になってしまったことは、残念なことではありますけども、しかし経済をある意味では、しっかりと立て直していかなければならんということで、補正を組んだ前政権の考え方も分からんわけではない。どこまで有効であるか、ということで我々は事業仕分けのような、凍結のことも行いました。しかし、結果として税収も大きく減ったわけですから、結果として、国債をこうせざるを得なかったということは、国民の皆さんも理解をして頂けるのではないかと、そう思います。しかし、財政規律はそれなりに、一方で経済、一方で財政、これはともに国民の皆さんの命を守るために必要な議論でね、そのバランスの問題だと思います。これ以上深刻にならないようにしなきゃいかんというために、経済的な手だてを打つと。一方で打ちすぎると財政がおかしくなる、ということですから、そのバランスの中で私は44兆円、来年度に関してはそれに向けて努力しようじゃないか、ということで申し合わせたわけです。いまはその努力に向けてですね、一人ひとりが頑張って、閣僚の皆さんがね、その中で予算を組もうとしている状況ですから、まずは私はこの44兆円に手足を縛られて、それによって人の命の方が失われるという話になってはいけないことも事実でありますけども、努力としてはこれからも続けていこうと、思っております」
~asahi.com 菅VS.亀井「しこり残りません」 8日の鳩山首相(2/3ページ)~

昨日は笑わせていただきました。
どの面下げてこの発言が出来るのかと言いたくなりますが、しょうがないですね。
もう、間違いなくノムたん以上の逸材として歴史に名を残す事になる人物である事は間違いありません。
「自民党時代の悪政が現状を引き起こしている!!民主党はその尻拭いをしているだけだ!!」
な~んて言う意見の方もいるかもしれませんが、それは間違っています。
下のチャートを見てください。
有名なものですので皆さんご存知でしょうけど、折角ですので拙ブログにも掲載させて貰いましょう。

※ クリックで拡大
余りにも見事な一致っぷりですが、それも当然です。
政権交代が為されてから、早急な対応が求められていたにもかかわらず所信表明も国会の開催もなし。
さらに、前政権が施行した経済対策や災害対策に使う予算や事業を凍結し放置。
パフォーマンスだけはテレビ向けに行っていたので”何か”をしている雰囲気は演出できていましたが、実際はその場で足踏みをしているだけで一向に前に進まない。
そして、スネ夫状態とは言え長年のパートナーだったアメリカのご機嫌も損ねている始末。
その状況を見て、日本に投資しようと思う人は奇特としか言い様がないですね。
天下のマスコミ様がどう報道していようと、市場は正直に反応します。
それを視覚化したものが上のチャートです。
政界同時不況が始まった折、経済対策は意味がないと言って審議拒否を続けていたのはどこの政党でしたっけね?
あれだけ足を引っ張って政局しか見ない行動を取り続け、その後も「慣れていないから」などど言い訳をしつつ糸井重里さんよろしく埋蔵金を掘り続けた。
もちろんあるところにはあるのでしょうが、利権が絡んだ部分なので切り崩そうにも実際はそう簡単なものではない。
華々しく…と考えていたのでしょうけど、理想と現実の区別はつけないと、な!!
そして、結果はご存知のとおり。
ってか「やればよかった」って夏休みの宿題を最終日に後悔する小学生じゃないんだから、責任はちゃんととって欲しいものですね。