ズレた感覚 2010.02.16
地域でGWが1週間ずれる?大型連休分散に法改正検討
2010.2.14 01:00
観光が集中する5月の大型連休の分散化を図ろうと、地域ごとに異なる時期に大型連休を取得する「祝日法改正案」が、今国会にも提出されることになった。憲法記念日など記念日自体は変えないが「◯◯地方は5月第2週に取得」などと定めて、その地方では最低限、官公庁や公立学校は休みになる仕組み。混雑緩和で観光需要を喚起する狙いがある。政府は「休日革命になる」と意気込む。
政府の観光立国推進本部(本部長・前原誠司国土交通相)が、「休暇分散化ワーキングチーム(WT)」(座長・辻元清美国土交通副大臣)を設置して検討している。平成23年度の実施を目指している。
WTは、3月に連休分散化の方策をまとめるが、国内を4~6地域に分割する案が有力だ。対象は5月と10月の大型連休。5月なら、ある地域は5月の第1週、別のブロックは第2週と時期を1週間ずつずらして休日を設定する。
~MSN産経~
密かに、日本の習慣をぶっ壊す案だと思います。
と言うか日本経済をぶっ壊したいとしか思えません前フンダラさん。
民主党の唱える地方主権などを推進する事を見ているのでしょうが、経済がブロックごとに全く別の動きをしていると思っているのでしょうか?
どう考えても実務をする人間からして迷惑千万以外の何ものでもないでしょうコレ。
例えば、A社と言う会社が全国に取引先があるとする。
休日は休日として取引をしないようにしている場合、長期連休がずれてしまうと取引に使える日数が減ってしまう。
これは当たり前。
図で示すとこんな感じです。

もし、この無駄な期間を調整したいのであればどちらかが休暇を削って合わせるくらいしかないでしょう。
簡単に言うとサービス休出となります。
納期と言う縛りがあるのだから、それにはあわせなくてはならない。
地方で作業をしていたら、取引先のある地域と休日が違ってしまうが為に納期の短縮を求められたり、逆に引き伸ばしをされて自分達が割を喰う事だってある。
どう考えても混乱をきたすと思うのだがどうだろう?
さらに、きな臭い記事が…。
昨日書いた祝日法の改正案の件ですが、そこには「10月の大型連休」という意味不明のキーワードが出てきていました。9月なら昨年はシルバーウィークなるものがありましたが、10月は体育の日ぐらいしかないわけで、大型連休など存在しないはずです。そこで少し調査してみました。
観光庁のサイトにあった休暇分散化ワーキングチームのページを見ると、【資料3】星野委員提出資料というのがありました。そこには...
ということで、なぜか国慶節(中華人民共和国の建国記念日)が出てきます。中国人観光客の誘致というだけなら(それにも反対ではありますが)まだ理解できますが、それがなぜ我が国の国民の祝日と関係があるのか、まったくの謎です。
そもそも、このワーキングチームの座長が社民党の辻元清美議員だということからして、非常に胡散臭さを感じずにはいられません。残念ながら、私にはこれ以上の分析能力はありませんが、何やら嫌な予感がします。
~株式会社きじねこ~
※ 赤字強調はキョウシュウです
全文引用となってしまいましたが、何故シナの祝日まで入れているのかは確かに謎ですね。
謎と言うか恣意的の方が正しいか…。
上でも言いましたが、休日のズレが日本の産業に与える影響は大きいと思います。
ハッピーマンデーも個人的にはいらない子なのでなくしてもらって元の休日構成に戻る事には賛成です。
各種祝日には、ちゃんとした日本の歴史的な経緯や文化風習が絡んでおり、その意味をしっかりと考える為にも元の位置に戻る事が必要だと私は考えますから。
書いていて思いましたが、この法案は文化風習に基づいたものを根底から無くしてしまおうという意図があるのかもしれませんね。
革新的な事をしているようで、実は確信的な事をやっている民主党。
早く何とかしないと、小さな部分でも日本が無くなっていく…(゜д゜;)