泡破裂 2011.03.30
中国には不動産バブルリスク、投機抑制が必要=銀行監督当局
[北京 29日 ロイター] 中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は29日、中国では依然として不動産バブルを招きかねないリスクが高まっており、投機を防ぐためさらなる行動が必要、との考えを示した。
銀監会はさらに、昨年の銀行セクターのパフォーマンスに関する報告のなかで、不動産価格の抑制に向け、住宅ローンを制限する規定を厳格に実施するよう、金融機関に促した。
「不動産市場には依然として理不尽な要因が存在する」とし「不動産市場の動向は、健全で安定的な銀行業界の動向に、長期的かつ重要な影響を及ぼす」と指摘した。
一部小規模銀行のバランスシートへの圧力が高まっていることに言及し、リスク回避に向け、銀行の流動性をめぐる状況を注視していくと言明。「今年の月間ベースでの1日平均預貸率を監視するシステムを導入する」とした。
また、地方政府の資金調達組織に対する貸し出しを厳しくコントロールしていく考えをあらためて表明した。
銀監会はさらに「米国や欧州諸国、日本の量的緩和策が新興市場国のインフレや資産価格に一段の圧力を加え、世界経済をめぐる不透明性を生み出している」と指摘。「国内外の変化や複雑な状況を踏まえると、中国の銀行業界は2011年に引き続き課題に直面している」との認識を示した。
~ロイター~
一年ほど前から、かな?
言ってましたが中国のバブル崩壊。チラ裏風味で言うと蟹さん茹で上げと言うやつです。
その兆しが大きく見えたのが、昨年の11月だったと思いますが、まあそれ以前からずっと言われてきた事ですね。
上海市場のチャートを見ていると、数字だけは盛り返してきているように見えますが、信用マネーの部分がスカスカになってきているのではないでしょうか。
中国:上海の新築住宅、前週比4.91%値下がり-27日までの1週間
3月28日(ブルームバーグ):中国の上海市では新築住宅価格が27日までの1週間に4.91%下落した。不動産データ会社の上海佑威房産信息服務が28日、電子メールで発表した。
新築住宅価格は平方メートル当たり2万1835元(約27万1600円)になったという。同社によれば、同週の新築住宅販売は面積ベースで49.55%増加し10万5000平方メートルとなった。
~ブルームバーグ~
新築住宅の販売面積は約5割増え、価格は5%ほど低下しているそうです。
既存物件の取引とはまた違うものではありますが、もう新しい所に流れ込むお金が減ってきているという事ですね。
バブル崩壊が順調に進んでいる事は間違いないと思います。
それでも、世界は回っているんです。