海外移転? 2011.07.01
国内企業、電力不足で日本脱出続々 “思い付き”脱原発にも不信感 (1/2ページ)
原子力発電所の停止による全国規模の電力不足を受け、生産拠点などを海外に移転する動きが広がってきた。電力安定供給の確保の道筋が見えないまま、「脱原発」色を強め、自然エネルギーへのシフトを強める菅直人政権への不信感も、日本脱出に拍車を掛けている。東日本大震災を教訓としたリスク回避のための拠点分散化の動きも重なり、「産業の空洞化」が一気に加速しかねない。
(後略)
~産経BIZZ~
上に置くか一番下に置くかで悩んでいるブログランキングですw
押してくれたら、嬉しいなって。


ツイッターで話題になっていたので、エントリにしてみました。
正直な所、中国の電力が安定していると言う幻想を抱けると言う事だけで感心してしまいます。
「中国はこれからも発展していく」「労働力が安い」と言うイメージが移転を決める上層部にあるのでしょうけど、さすがに夢を見過ぎではないかと…。
【中国について】 中国の各都市で輪番停電が始まる
今年の夏場に3000万キロワット以上の、電力不足が見込まれている中国では輪番停電が始まった。
これは、火力発電所の燃料に使う石炭の価格が上昇している反面、中国政府が電力料金の値上げを認めないために、発電するほど赤字になるのを恐れる発電会社が、稼働率を落として、供給不足を招いている原因による電力不足である。
また、内陸部の渇水による水力発電も落ち込むことが、予測されている。
今のところ、輪番停電は局所的にとどまっているが、エアコンなどの電力需要が高まる夏場には、輪番停電の地域が拡大するのは、確実である。
(後略)
~中国支援.com~
上の引用は6月6日のものです。
ルールから言う事までコロコロと変わる国ですから、いつ何を言い出すのかも分かりませんが、だからこそ信頼をするのはリスクが高すぎる。と、ならないのでしょうかねぇ?
生産現場に襲いかかる「突然停電」
「史上最悪」が現実味を帯びる中国の電力不足
2011年6月29日(水)
中国で電力不足が深刻化している。現地報道などによると、今年の電力不足は夏場の需要ピーク時に3000万~4000万キロワットとなる見込みだ。記録的な電力不足に直面した2004年や2008年に匹敵するか、これらを上回る混乱が見込まれている。
電力不足の背景は、まず需要サイドから見ると、堅調な経済成長を背景とした力強い電力需要がある。
(後略)
~日経BP~
人間、自分の都合の悪い情報と言うのは アーアー(∩゚д゚)キコエナーイ となりやすいので、上のようなリスクは知らないか見てみぬふりなのかもしれません。
会社の存続についての不安などは、さすがに理解できますので、心情は分からなくはありませんが…。
工場が海外に移転すると言う事は「国内の仕事が減ってしまう」と言う事です。
そうなってくると、最初に煽りを受けるのは……工場に働きに行ってる派遣なんですよねorz
先日開催した勉強会のダイジェストにありますが、『派遣の需要と言うのは、企業生産の海外シフトのバロメーターとしてみる事が出来る。』訳です。
当たり前ですが、海外が安定だ。安い。などの理由で企業が拠点を移せば移すほど、流動的な労働力である派遣は職の機会を失う事になります。
もし、企業が海外の電気の安定しなささを痛感して戻ってきたとしても、今度は日本で操業を再開して大量の労働者を雇って賃金をしっかりと払えるだけの体力が残っているでしょうか?いや、残ってない(反語)
常識的に考えれば、それが可能だとは到底思えませんね。
極端な事を言えば、企業も労働者も、みんな不幸になる可能性の方が高いでしょう。
菅さんからすれば、「最小不幸社会の実現」に向けて、着々と進んでいるから満足になりそうですが___
こういうニュースをみるにつけ、「どげんかせんといかん」と言う”思い”が募ります…。


上下においてみましたw
コメント
中国で停電問題が起って抗議しても……こういわれそうです。
「キミたちはいつもそうだ。事実をありのままに話すと決まって同じ反応をする。わけがわからないよ」
でも、情報が伝わらなかったって??
そう抗議しても似たような返事が返ってくるでしょう。。。
「だって。聞かれなかったからね」2011.07.04 | URL | umama01 #EBUSheBA [ 編集 ]
>>umama01さん
そもそも、先に逝って痛い目を見た企業から学ばないのかと___
ま、吸収されたり人材が消えていたりするのかもしれませんけど。
やり手営業マンのQBさんの役割をマスコミさんがやってるわけですが、「他人の絶望を糧にしている」なんて、巧い皮肉ですねぇ…。
最後に残った道しるべは、すぐ近くにあると思いますよ。2011.07.06 | URL | キョウシュウ #- [ 編集 ]