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派遣が減っても 2011.09.01

「非正社員」の割合過去最高 「派遣切り」で派遣は減少
 厚生労働省が29日発表した2010年の「就業形態の多様化に関する総合実態調査」によると、民間企業で働く派遣やパートといった「非正社員」の割合は38.7%だった。3年前の前回調査を0.9ポイント上回り、1987年の調査開始以来の最高を更新
した。

 昨年10月初めの状況を、全国の従業員5人以上の1万414事業所と、従業員3万3087人が答えた。

 非正社員の内訳は、パートが前回比0.4ポイント増の22.9%、契約社員が同0.7ポイント増の3.5%、派遣社員が同1.7ポイント減の3.0%、嘱託社員が同0.6ポイント増の2.4%。2008年秋のリーマン・ショック後に起きた「派遣切り」の影響で派遣社員の割合は減ったが、定年後も65歳まで雇用を確保するよう義務付ける法律が06年に施行され契約社員や嘱託職員が増えた。

 非正社員に現在の就業形態を続けたいか聞いた質問では、嘱託、出向、パートはいずれも「続けたい」が80%前後だったが、派遣や契約社員は半数が「正社員に変わりたい」と答えた。

 一方、正社員の待遇悪化も目立ち、賞与を支給した事業所は同13.5ポイント減の65.0%。退職金を出した事業所は同6.1ポイント減の58.4%、昇給・昇格を実施した事業所は同8.1ポイント減の53.3%と軒並み低下した。
~asahi.com~




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アサヒのグラふ

グラフもasahiさんところから。


2008年秋のリーマン・ショック後に起きた「派遣切り」の影響で派遣社員の割合は減ったが、定年後も65歳まで雇用を確保するよう義務付ける法律が06年に施行され契約社員や嘱託職員が増えた。




純粋に”派遣”とするのであれば、一応別物ではありますが、ぶっちゃけこの辺も派遣と変わりませんね。
正社員はさっぱり増えていません。

正直な所、経営者側からすれば欲しいのは安価な労働力です。
より単純な作業になる場合、工賃の高い日本人より(ry と言う意識が経営側に出てくるのは当然だと思います。
「企業が生き延びる」と言う点を考えれば、緊縮の結果としては分かりやすいものですよね。
非正規雇用の形態の方が安くて解雇しやすいですし。


派遣が減り、その他の流動性雇用の形態が増えている背景には、工場などの大きな場所での大量の人手でない方面であれば、一時的にでも騒動の種になった派遣を利用するよりも契約社員やパート、アルバイトなどを使った方が簡単であると言う理由もあるのかもしれません。

仕事に就けなかったから派遣で働いている。
と言う受動的理由で派遣をしている人が少なくない昨今ですが、ゆがみのしわ寄せは若い世代を確実に圧迫していっていますね。


米大統領、建設業界の雇用確保を訴え-議会に現行法延長求める (1)
8月31日(ブルームバーグ):オバマ米大統領は31日、議会に対し高速道路と交通機関の事業資金調達を支える現行法を延長するよう求めた。同法は9月30日で期限切れとなり、延長できなければ建設業界で大量の仕事が奪われ必要なインフレ整備が遅れると指摘した。
大統領はホワイトハウスで、「この10年間に最も大きな打撃を受けた業界の1つでさらに雇用をリスクにさらすようなことは言い訳できるものではない」と述べた。
(後略)
~ブルームバーグ~




支持層の問題もあっての発言かとは思いますが、必要な処置だと思います。
お仕事大事です。

麻生さんのエコポイントなども、雇用にとって良い政策だったと自分は考えていますが、ああいったダイナミックな事を政治がやってくれないと、残念ながらかなりキツイ時代なんですよね。。。
バブル崩壊の傷と言うのはそのくらい大きいのですorz

バランスシートを綺麗にするための20年、このまま低迷していくか、あの日ほどではなくても日本経済が輝きを取り戻し、私達の世代、そして子供達の世代が幸せに暮らせるかは、結局自分達の手にかかっているのではないでしょうか。
上がどうしようもないくらい使えなかったら、取り替えるしかないのです。選挙で。

非正規雇用の人数を考えると、その一割が団結するだけで政治屋は頭を下げてくるでしょう。
なぜなら、「選挙にいかない」とか言われてた世代が中心になるので、新しい支持層でバッティングがないわけですから。

一人で駄目なら二人、それでも駄目なら3人、それでも駄目ならたくさん!で良いわけです。
非正規雇用だって、世界を革命する力がないわけじゃないですよ!
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