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勝つとか負けるとか、どーでもいい気がする 2009.06.04

普段からチェックさせて貰ってるブログですが、分かりやすさと読みやすさがしっかりとした素敵な記事を日々配信されている所です。
そんなサイトさんからネタを拝借m(_ _)m

中国が日本を抜く?
~外交と安全保障をクロフネが考えてみた~



話題も勇気が沸いてくるような内容が多いので、売国ニュースでげんなりした時などにたびたび元気を貰ってたりしますw


中国では世論調査まで実施され、半数が「日本を抜く」と回答したそうだ。

参考記事
 

中国のGDP統計の数字が日本を抜くということが起こった場合、「だからどうした」という話であり、その現象をそのまま受けとめるのであれば特に問題は無い。

だが、13億の中国人はもちろん、日本人を含めた世界中の人たちの恐らく90%は、「中国のGDP統計の数字が日本を抜く」という現象に「中国人が経済力で日本人を追い抜いた」という意味付けを行うのではないだろうか?



新聞やニュースなどから情報を仕入れているだけでは、よく分からない横文字を並べられた印象のみで物事を判断しがちではないだろうか。
国内総生産(こくないそうせいさん、GDP : Gross Domestic Product)とは、一定期間内に国内で産み出された付加価値の総額。と言われても、なんとなくのイメージは持てるものの、それが一体何を示しているのかと言う具体的な理解には至れないと思う。
しかしながら、庶民には庶民の平素の生活もあるので「難しい事柄は専門家が正しいのであろう」と何となく与えられる情報をそのまま受け取ってしまう習性がついているのが現状だろう。
少なくとも、私はちょっとしたニュースで(゜д゜#)となり記事を書いてしまう事も少なからずあるので、そう言う癖がついてると思うw

「中国人が経済力で日本人を追い抜いた」という意味付けを行うのではないだろうか?

とあるが、与えられた文章のイメージだけであればそう取ってしまうと思う。
しかし、どうもそれは違うようで。。。

 まずGDPの定義を見ておきたい。

内閣府の定義
によると「国内で一定期間内に生産されたモノやサービスの付加価値の合計額。 “国内”のため、日本企業が海外支店等で生産したモノやサービスの付加価値は含まない」とある。

参考・”国内”と”国民”の違い 


つまり、GDP・国内総生産とは「ある一定期間内に、その国の居住者たる生産者による生産活動の結果生み出された、付加価値の総額」であり、もっとも注意を要する点は、この場合の”居住者”とはその国の国民にかぎらず、その国を主な活動場所とする外国企業の生産した分もGDPに含まれるということである。

中国のGDPと言った場合、中国資本の企業に所属する中国人が働いて生み出したモノのみならず、中国国内で活動する、天津トヨタや広州ホンダ・中国資生堂といった日系企業が生み出した富(付加価値)も、日本ではなく中国のGDPの方に加算されているのである。

これまで日本企業が蓄積した資本と技術を中国に持ち込み、中国国民を労働力として雇用してそれらを結びつけたことで、モノが生産されている。

日系企業も含めた「外資の威を借りて」ここまで中国のGDPが増えたということだ。

よって「中国のGDP統計の数字が日本を抜いた」から「中国人が経済力で日本人を追い抜いたことになる」と主張することがとんでもない間違いであることが、おわかりいただけたと思う。

これが経済統計の”ウソ”である。



さらに、手柄を大きく見せようとする民族性が手伝って成果水増し虚偽報告があったりするので単純な数字上のイメージのみならず別の意味でも信用ならない訳で…w

そういえば、中国はサブプライム問題の中米国債の所持金額が日本よりも大きくなりましたが、これアメリカに恩を売ったと言う単純な話なのでしょうか?
そもそもあの国の経済発展はアメリカを中心とした消費社会にただならぬ依存をしていた。
戦後日本の経済成長宜しく通貨安の上にある安価な生産コスト(主に人件費)を利用し「悪化は良貨を駆逐する」を地で行くMade in china攻勢で世界の工場として各国からの需要を獲得してきました。
日本と違う点は、独自の技術発展を伴っていたかそうでないかと言う所でしょう。
今を生きる。そんな感じだと思います。

国の価値が上がれば通貨の価値も変動しますが、中国は人件費の安さを維持する為に国が為替介入を積極的に行ってきたため自ずと$を買い続ける。
日本の二の徹を踏むのであれば、アメリカからの介入により中国元も切り上げせざるを得なかったと思いますが、運の良い事にアメリカは金融ドリーム真っ只中でお金持ち(笑)となっており、自国の製造業は既にほとんどが海外に行ってしまっていたために危機感がなく、さらに中国はアメリカと同じ戦勝国でもあるので無駄な介入は出来なかったのでしょう。
だからこそ中国は安い人件費を維持したままここまでこれたのだと思います。
インフレが起こらないのは一党独裁である事、そして賄賂があって当然のブラックマネー流通社会だからではないかと考えるのはやりすぎでしょうか?w

取り敢えず、分かるようで分かっていない横文字に惑わされてメディアの論調のまま安易に悲観的になってしまうのは考えものだと言う事です。


表向きの数字を操作したり、利するように立ち回ったりする中国の狡猾さとでも言う部分はある意味見習うべき所でもあると思います。そう言った部分に対してはしっかりとしたカウンターパート、対抗する国の機関が必要ですね。いやホントに。
さらに日本だと大手メディアを使ったイメージ戦略までしてきている訳ですから大変です。
代表的なのははやり脱税新聞☆自演乙で知られたアカヒでしょう。
宗主国中国様のご意向に従う、と言うよりもすでに脳内からしてシナ状態であるのは次のニュースからも良く分かりますね。

朝日新聞“仰天掲載”…台湾を「核保有国」に分類
ミスではない?
 朝日新聞が、北朝鮮の核実験を受けて掲載した地図で、台湾を「核保有5大国」に分類していたことが問題になっている。台湾の外交窓口は「おかしい。厳正に申し入れたい」と反発している。台湾の領土や主権をめぐっては、かつて「中国の一部」とした地球儀が社会問題化したこともある。果たして、朝日新聞は台湾を核保有国(地域)と見ているのか。それとも、中国の一部と考えているのか。

 注目されているのは、朝日新聞5月26日朝刊の6面に掲載された「核兵器をめぐる現状」という地図。「NPT(=核兵器不拡散条約)で認められた核保有5大国」として、米国とロシア、英国、フランス、ロシア、中国が赤に色づけされているが、何と、台湾まで赤くなっていたのだ。

 台湾は、面積3万6000平方キロで九州より少し小さい島。第2次世界大戦が終結した1945年以降は一貫して中華民国の統治下にあるが、49年に成立した中華人民共和国(中国)も統治権を主張している。

 日本政府は72年の日中共同声明で、台湾を自国の領土とする中国の主張を「十分理解し、尊重する」としたが、認めたわけではない。政府は2005年11月、「台湾の領土的位置付けに関して独自の認定を行う立場にない」とする政府見解を閣議決定している。

 今回の朝日新聞の地図について、日本における台湾の外交窓口機関である台北駐日経済文化代表処の朱文清広報部長は「それはおかしい。台湾は核保有国ではないし、中国の一部でもない。これはハッキリしている。事実を確認して、朝日新聞に厳正に申し入れをしたい」と語る。

 日台交流を進める民間団体「日本李登輝友の会」の柚原正敬常務理事も「あの地図は、日本の立場とも台湾の立場とも違う。中国の『台湾は中国の一部』という言い分が反映された地図ではないのか。これまで朝日新聞については中国寄りの報道姿勢が指摘されてきたが、その現れかもしれない」と分析する。

 台湾の領土や主権に関しては08年1月、出版・教材大手「学習研究社」の子会社が中国で生産していた地球儀が、中国政府の圧力を受け、台湾を「台湾島」と表記し、音声案内では「中華人民共和国」と表現していたことが発覚。「不適切な表現・表記があった」として地球儀を販売中止にし、子会社は解散した。

 今回の問題について、朝日新聞広報部は2日夜、「台北駐日経済文化代表処からの申し入れがあり、当社としての見解を丁寧にご説明する予定です」とのコメントを文書で寄せた。

 関係者の情報を総合すると、どうも地図はミスではなさそうだが…。

ZAKZAK 2009/06/03



こうやって御用メディアが存在しているので、これまでの世論形成は難しいものではなかったでしょう。
それもネットの爆発的な普及によりかなり暴かれつつありますが、それでもまだまだだとも思います。


タイトルでも言っていますが、最近は「GDPが!!」とか言われて慌てる必要は全く無いと思うようになりました。
兄ポッポの友愛じゃありませんが中国の人たちの生活レベルが上がる事は喜ぶべき事でしょう。
みんな豊かで笑顔で幸せなら、やはりそれが一番だと思います。
その中でのんびり切磋琢磨してけばいいじゃないですか。
正直私はGDPが何位でも構いません。
知識としてはあって損なものでもないので知る事は大事だと思いますけどね。
無名だったころのイチローが粛々とヒットを積み重ねてきたように、日本は日本らしくちょっと斜め上の方に進みながら軽く引き篭り気味でやってければいい。そう思います。
日本が好きで日本人らしくあろうとすれば、あとは培われた歴史が自分を自然と突き動かしてくれるのではないでしょうか。

私のチェック不足かもしれませんし単なる偏見かもしれませんが、既存の報道メディアによって発信されるものはネガティブベースなものが多すぎるように感じます。
「日本は駄目だ」「他の国はどーたらこーたら」「亜米利加では云々」「アジアの平和は~~」
なんか言いたい放題の割りには「日本は良い国だ」「いけるって~日本いけるって~」のような論調はネットが大半。まるでイヤイヤ期が終わらない幼児のように批判やアンチを繰り返すばかりで建設的な視点や意見が少なすぎると思いません?
「もう駄目だ~…」ではなく「じゃあどうしようか?」までを1セットで考えられるように受け手に発信していくのが大切だと思いますし、言葉を使う人間としてはそれこそがテクニックの一つではないでしょうか。
ミスリードを誘うのではなく、自分で考える力までを喚起するようになって欲しいものです。
別にマスコミ任せな訳ではないですよ?w
その一助としてマスメディアが存在してくれていれば良いのですが、今のマスゴミにそれを期待するのはまだ酷ですので世代が代わるか潰れるかまで待たないと駄目でしょう…。

侍は常に戦いの場に身を置いていると己を律しその気位を守ってきたと聞きます。
その生き様は階級を超え、日ノ本に暮らす人々の中に尊敬の念と共に根付いている事でしょう。
背筋をピッと伸ばして、情報と言う戦場に身を置くさむらいの如くありたいものですね。
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